徘徊時の施設での対応について | コラム | 神奈川県足柄下郡湯河原町 湯河原駅【有限会社ピース】

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更新日:2022年07月01日 コラム

徘徊時の施設での対応について

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認知症の方の中には、徘徊の症状がある方もいらっしゃいます。
認知症の症状の記憶障害などが原因で、居場所が分からなくなったりする事で徘徊が起きます。
そこで今回は、徘徊時の施設での対応についてお話していきます。

▼徘徊
徘徊とは、認知症の症状でふらふらと歩き回る事です。
この徘徊は、認知症の全員に見られる症状ではありません。
徘徊をする本人には、理由があって歩き回っているんです。

▼徘徊時の対応
■理由をしっかり聞く
先ほど述べたように徘徊には理由があるため、まずはその理由に耳を傾けてみましょう。
繰り返し徘徊する方であれば、理由の理解ができる事で対応法が変わる場合もあります。
また、耳を傾けてもらえることで不安などの解消にも繋がることもあります。

■怒らない
ふらふらと歩き回ってしまうので、怒る気持ちを抑えて叱ったりしないようにしましょう。
怒られたり・怒鳴られたりする事で、もっと不安を抱えてしまうと症状が悪化する場合のあります。

認知症の症状として記憶などの認知機能の低下は見られますが、感情の機能低下はありません。
そのため何回も怒られたりすると、妄想など別の症状も現れてひどくなってしまう場合もあります。
怒ったり・叱ったり・怒鳴ったりせずに、冷静な気持ちで対応すると良いでしょう。

■無理に止めず見守る
徘徊している方を見かけた時は、無理に止めさせようとせず見守る事も大切です。
もし怪我や事故の恐れがある場合は、止めるようにして下さい。
危険がなければ、付き添いながら歩きたいように歩いてもらうことで落ち着く場合もあります。
一緒に歩く事で、心を開いてくれるキッカケにもなるかもしれないですよ。

▼まとめ
今回は、徘徊の症状がある方への施設での対応についてお話をさせていただきました。
徘徊の症状がある方は、理由や目的があって歩いています。
そのため、徘徊の理由に耳を傾ける・怒らない・見守るを念頭に対応してみましょう。
少しでも、介護をする上でのヒントが得られるかもしれないですよ。

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